マキノの庭のミツバチ日記(35)

12 月、真冬並みの寒気が到来

数日前までは小春日和を思わせる好天で、ストームみたいにして若いニホンミツ バチ 15 頭ほどが巣門近くを飛びまわっていた。この若手が春までがんばること になるのだろうか。ついつい期待の眼差しを向けてしまう。

そのミツバチを狩りにきたわけでもなさそうだが、オオスズメバチの 1 頭が急に 現れた。見たこともないほど大きなオオスズメバチの女王で、たまたま換気で開 けた我が部屋の窓から入ろうとした。この女王には大いに興味をひかれたが、入 られたら我が家の人間社会に混乱がもたらされるので、つれなく窓を閉めた。彼 女は越冬地をあれこれと探し回っている様子で、その内どこかへ去った。

この時期、スズメバチの家族は崩壊していき、多数いたワーカー(働きバチ)た ちは命を落としていくが、生き残るのはほとんどが若い女王バチ。その体内には 交尾相手の雄バチの遺した精子が卵子とともに貯えられている。女王は朽ちた 木々や倒木などに身を隠して越冬し、春になると産卵して自らの新しい家族を一 から作り出し命をつないでいく。先ほどの女王の飛ぶ姿に孤独の影を見たように 思ったのは気のせいだろうか。

その点、ミツバチは貯えのある暖かい巣の中にいて家族大勢で冬を越すことがで きる。天気予報では、夜半に大陸から今季最強といわれる寒波が下りて来て、当 地もみぞれになるという。気温もしだいに下がるのが感じられた。そこで、庭に ただ一つある巣箱の 4 面に、発泡スチロールの板を 2、3 枚ずつ重ねて貼り付け ヒモで縛って固定した(写真)。これでずいぶん暖かなのでは。

昨日は西日本の宮崎や広島あたりでもかなりの積雪があったとニュースが伝える が、意外なことにこちらは目立つほどの降雪がない。いつもは若狭湾から関ケ原 にかけての雪雲の侵入路があるみたいで、いの一番に雪が降る所だ。だが、今回 は寒波が西から回り込んできたというニュース解説で納得できた。昨夜のうちに 初雪かみぞれが降ったのだろう、隣の屋根の一部に白いものがわずかながら見え た。まだ 12 月に入ったばかりなので、これから先の厳冬期が思いやられる。(タイサク)

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