マキノの庭のミツバチ日記(50)

ハニーウォークに出かけた

5 月晴れで風もさわやかな土曜日、私たちが「ハニーウォーク」と呼ぶ散策に出かけた。昨年秋の同様の企画は台風のため中止だったが、今回「、ミネモリサンチ」(*)を屋号とする峯森さん夫妻の協力で実現。今日のイベントは「滋賀県いきものふれあい室・生物多様性保全活動支援センター」の主催で一般参加型。5月観察会のテーマは「ミネモリサンチのミツバチと田屋城址散策」というもの。この日の会だけ共催(支援)という形で、ミツバチまもり隊から隊長の小織さんと私を含め3名が加わった。リーダーの青木先生とスタッフ1名を加え参加者総勢18名(その内、小学生、中学生各1名)。

山の端にあって雑木林や水田を含む広い敷地の内に案内され、早速あたりを見学。 ウサギ2羽や鶏のウコックケイ10羽ほどが飼われていてにぎやか。「ホルン」と呼ばれる1頭のヤギも、柵の中からであったが差し出される草を次々に食べて、 たちまち人気者になった。雑木林にも足を踏み入れ、青木先生から植物の名前や植生などの説明を受けながら散策(写真1)。昆虫ではハナアブやマルハナバチなどはいたが、ニホンミツバチは遠征中なのか花に停まって吸蜜している姿は残念ながら見られなかった。峯森さんによると、昔はミツバチがワーンワーンと騒がしいほどいて飛び交っていたが、5年ほど前から少ないとのこと。熊も近くの山にはいるが、熊を嫌って排除するというのではなく、万一に来てしまったら仕方ないというお話も印象的だった。

本番の1つであるミツバチタイムでは、まず貸与の面布(防虫網)を身に着けるところから始まった。庭の隅に2台のニホンミツバチ巣箱が置かれている。忙しく出入りする働きバチの様子をすぐそばで観察でき、参加者たちは引き込まれるように見入っていた。(写真2)。その後は、ミツバチについての紙芝居形式のクイズで理解を深めてもらう試み。私も説明役のひとりとして参加し、最近分かってきたミツバチのダンスのメカニズムなどをコメントした。

昼食後に近くの田屋城址へ向けて出発。山道は険しいというほどではないが、昨年秋の台風の爪痕か、根元から引き倒された大木が近くに横たわっているところもある。青木先生が毒を持つ植物として指し示したハナヒリノキのところでは、 蜂蜜に花の毒が入るかどうかという話が盛り上がった。マダニ(死に至る場合もある)やヒルに注意してと声がかかる。マダニに咬まれて発病し苦しんだというスタッフの女性の話は参考になった。高度が上がっていくと、S 字型カーブに竪堀や土塁などの遺構が見て取れるところがあり、脚を休めながらリーダーの説明を聞く。この山城は本格的な造りだったそうで、戦国時代のころに浅井氏小谷城の支城として重視されていたというのもうなずける。

やや急な坂もあり呼吸が荒くなったところもあったが、出発から約30分後に海抜3百メートルになる城址に着いた。湖対岸の米原・長浜までよく見える(写真 3)。竹生島がいつもよりも手前寄りに見えるのは、高いところから見ているから だろう。ちょうど田に水が張られる時期で、水鏡が空を映して美しい。私が住む マキノ町湖岸の集落も見え、我が家の屋根も双眼鏡で確認できた。この日、一日中お天気に恵まれ気持ちの良いハニーウォークができた。(タイサク)

<* http://minemorisanchi.main.jp/ なお、写真2、3は小織氏による>

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