マキノの庭のミツバチ日記(77)

よくある質問から(その1)

去年は、庭の巣箱を見学に来た人たちに説明したり、30 名ほどの会に呼ばれてミツバチの話をしたりする機会が何度かあった。話をすると必ずのように様々な質問がくる。それらの質問が結構面白い。よくあった質問を以下にあげてみる(*はとりあえずの回答やコメント)。

Q1「ミツバチは刺すので怖い?」
*スズメバチやアシナガバチは刺すことがよくありますね。でも巣への接近や悪さを人から仕掛けない限りは大丈夫。ミツバチ、特にニホンミツバチは、めったに人を刺しません。優しい気持ちで接すると相手も穏やか、つまりあなた次第です。ただ、冬場は気が立っているのでご用心。私が巣箱を掃除しようと手を出したとき目が合って(?)、刺されたことがあります。

Q2「ミツバチは仲間同士で喧嘩しないの?」、「家庭(巣)内暴力は?」
*同じ巣の仲間同士ではふだんはとても親密。働きバチ同士が喧嘩しているのを見たことがないです。ただし、春の王女姉妹同士の女王座獲得の争いや秋の雄バチ追い出しは別です。

Q3「女王バチになれるのはどんなハチ?」
*蜂児(幼虫)の時のローヤルゼリーの与え方で、女王になるか働きバチになるかが決められます。王台という特別育児室の蜂児には羽化するまで、普通室の蜂児(大多数)には初めの 3 日間のみ(後は蜂蜜と花粉)、与えられます。前者は遺伝子がスイッチ・オンで女王モードへ導きます。おや、誰ですか?ゼリー買いに走ろうとする女性は。もう遅過ぎですし、人には保証できません!

Q4「なぜミツバチは遠くに行っても自分の巣に戻れるの?」
*近ごろの研究で、ミツバチの持つ高度の認知能力や記憶力が帰巣を支えていることが分かってきました。ミツバチの脳の中にできた「地図」のイメージに頼るとの論文も出ています。

Q5「私の家にハチが勝手に巣を作った。どうしよう!」
*ミツバチが棲み着くというトラブルはよく聞きます。私が関わったケースでは、民家の屋根裏にハチが棲み着いて、数条の蜜液が壁伝いに垂れたり就寝中にハチに刺されたりということも。その時は依頼したハチ飼いグループが駆けつけて無事に取り除きました。その家の天井裏にニホンミツバチの立派な巣が出来ていましたが、暑さのためか一部の巣板が欠け落ちていました(写真)。一方、ある人は 自宅の庭にいつの間にかミツバチが集まって一抱えの蜂玉ができ、不安を感じたといいます。役所に相談したら「ほっとけばその内に消えます」との回答。ハチは 7 日目に居なくなったとのことでした。出て行った後には、プラスチック状のものが残ったとのこと。たぶん野生のニホンミツバチだったのでしょう。確かに「ほっておくとどこかに去る」のは正しいです。だが都会人にとっては受け入れがたい答えかもしれません。7 日間も居座ったのは、よい新居を見つけられず仕 方なく巣板(置き土産となった)を作ったのかも。

Q6「蜂蜜が好きで毎日大量に食べているが大丈夫か?」
*蜂蜜は糖尿病の患者には良いという人もいますが私には真偽は分かりません。蜂蜜にはブドウ糖が大量に入っていますので、食べ過ぎると肥満になるかもしれ ませんね。最近、神経毒の農薬ネオニコチノイドが極微量に残留するということが報道されていました。今のところ健康に問題ない程度とのことでしたが。

他にもまだありますがそれは次号、今日はここまで。(尼川タイサク)

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