マキノの庭のミツバチ日記(79)

よくある質問から(その3)

「よくある質問」で前回紹介できなかった分を追加しました。

Q13「ニホンミツバチを飼いたいが?」
*私は飼育のハウ・ツーは不得手ですが、浅い経験の範囲で答えます。ニホンミツバチは飼いやすいのでお勧めです。ミツバチがいる環境ならば、巣箱を用意すれば勝手に入ることもありますが、近年は数が減っているようでなかなか入らないとの声も聞きます。まずは近辺で巣箱を置いて飼っている方に話を聞くことをお勧めします。分蜂の時には分けてもらえることがあるかも。飼育の本を紹介するとしたら、私が愛読した『ニホンミツバチが日本の農業を救う』(久志冨士男著、高文研)、そして実践的で多様な視点のある本としては『僕の日本みつばち飼育記』 (安江三岐彦著、合同出版)でしょうか。ネットなら沢山出ています。飼う際は飼育届(滋賀県は農業農村振興事務所)を忘れずに。

Q14「ニホンミツバチ巣箱はどのようなものがよい?」、「教えてください、ミツ バチの住みやすい巣箱を作りたいです。場所は富士山の雑木林・・・。」
*ニホンミツバチ用の巣箱もいろんなタイプがあります。多いのは桝(マス)形の枠を積んだ重箱型。自然界の木の洞に近いのが丸洞型、巣枠を収めて取り出せるようにした縦型と横型巣箱など。また飼う人のポリシーやニーズによっても様々。神経質でシャイ?なニホンミツバチの生活にあまり干渉しない静観主義か、蜂蜜収穫が主目的か、あるいは巣の中の行動や生態を観たいかで巣箱もそれに適したものが選ばれます。また養蜂で一般的なセイヨウミツバチ用のラングストロス式の横箱で巣枠間の距離を縮めて使っている方もいます。寒冷地では巣箱の板は厚いものがいいでしょう。ネットでも「ニホンミツバチ」の検索で、色々紹介されています。私のハチ友の井上さんが作って譲ってくださった巣箱は、厚さ2 センチの板からなる頑丈なもので、掃除しやすく観察窓もある重箱型で、気に入って使っています(この日記にも写真を時々出してきました)。ミツバチまもり隊で作っているのは臼井健二さん仕様(**)を参考にしてアレンジしたもので(写真)、作りやすく安価です。

Q15「ミツバチを飼いたいけど周りへの影響が心配ですが」
*どのような場所での飼育を考えておられるのか、飼育場所(サイト)とロケーション、その近隣の人間関係など環境の具体的な条件が分からないとお答えが難しいです。まず隣の人家とある程度離れている必要があります。ミツバチは巣箱と餌場(花畑など)を直行するし、空からダイビングみたいにして静かに巣にもどってきます。あたりを無目的にうろつくことはあまりありません。1 箱 2 箱なら気にならないほどです。ただ、排泄物を巣の近くの白い洗濯物などに着けることがよくあります。一番心配なのは春の分蜂時の「乱舞」の時で、初めてそれに出くわすと、一般の方はパニックになるかもしれません(乱舞はたいてい 20 分 以内で静かになりますが、蜂球がどこに作られるか、生活上困る場所の場合もありえます)。また、飼育サイトにはある程度の広さ、庭木や花壇がある領域が必要です。そうすると騒ぎもその範囲で収まる場合が多いです。また、近所の人には日ごろニホンミツバチの大人しい性質など話して理解していただける素地を作っておくのも必要でしょう。(尼川タイサク)

注(**)、 『日本蜜蜂巣箱』 http://www.ultraman.gr.jp/perma/nihonmitubtisubakotukurikata.pdf

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