植木屋タケさんの蜜蜂日誌200329

3月29日(日) 曇り時々晴れ

滋賀県高島市マキノ町は県内でも北部に位置し、その気候は北陸型である。
長い冬が終わり、花々が咲いて春本番を迎え始めたところだが、まだ少し肌寒く、ひんやりした風が吹く一日。
日が差すと忙しく飛び回る蜜蜂たちも、きょうは大半が巣の中で大人しくしている。

首都東京では大雪警報が発表され、積雪が1cmあったとか。
桜の咲く頃に雪が積もることも珍しくはないが、タイヤ交換に山菜採りと、ニンゲンの活動も蜜蜂に負けず忙しくなってくる。

巣箱の底板を掃除しようと引き出してみると、雄蜂のキャップ(巣房の蓋)が巣屑に紛れてチラホラと。
オス誕生のサインだ。分蜂がおよそ2週間以内に近づいていると予測される。

前もって待ち箱には蜜蝋を塗っておき、ペットボトルにも蜜の残った巣板片を入れておくなど、その匂いで入居を誘う仕掛けはできている。

その上、ありがたいことにキンリョウヘン(金稜辺)まで借り受けている。
蘭の一種のこの花のフェロモンが、ニホンミツバチを呼び寄せるのだ。

しかし、花の咲く時期と分蜂のタイミングを合わせるのは難しく、まだ蕾の状態。
間に合ってくれるだろうか?

きょうは外に出る蜂が少ないので、巣箱内の動画を撮ってみた。
分かりにくいかもしれないが、音量をあげれば「シマリング」という特異な威嚇音が聞きとれる。

外敵に警戒し、蜂たちが一斉にハネを震わせて音を発するのだ。
この行動はセイヨウミツバチには見られない。
彼女らは威嚇することなく、いきなり攻撃してくるのである。

蜜蜂の性格が、人間社会の「和」と「洋」の違いと似かよっていることは興味深いことだが、数千から数万匹いるとされる集団が一個の生命体であるかのように組織だって動くことには、まったくもって驚きと神秘性を感じざるを得ない。

(気まぐれ不定期連載、次回に続く。)

4 thoughts on “植木屋タケさんの蜜蜂日誌200329

  1. 楽しく拝見しています。

    私は今年からミツバチを始めようと思っています。
    昨年見よう見まねで巣箱を作りました。
    今年初めて設置してみるつもりです。
    お尋ねしたいのですが、
    蜜蝋はどこに塗ればいいですか?
    ペットボトルには蜂蜜だけでもいいでしょうか?

    何しろ初めてなのでうまくいくかどか。
    周辺は住宅街なのでミツバチがいるかどうかわかりませんが気長に待つつもりです。

    今後とも日記を楽しみにしています。
    ミツバチ入りの巣箱を見る機会があればと思っています。

  2. 先日の総会の後近くの野生のミツバチの巣を見学に行きました。

    あの蜂たちはまだ元気にしていますか?
    後日談をご存知であればお教えください。

  3. 田中さん、コメントありがとうございます。
    蜜蝋ですが、うちの巣箱には内部と入り口付近に塗っています。
    昨年、アカリンダニで全滅した時の巣板から蜜と蜜蝋をとったのですが、その残りカスのようなものを使っています。
    ですから、少しは蜜も含まれていますね。
    バーナーで炙るとそれが柔らかくなり塗りやすくなります。
    作業中も匂いに誘われて蜂が寄ってきますよ。
    ミツバチの飼育に関しては下記のサイトが大変参考になります。(登録制ですが)
    「ミツバチQ&A」
    https://38qa.net/

    小織

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