植木屋タケさんの蜜蜂日誌210506

5月6日(木) 五月晴れ

【スムシ】

半年ぶりの投稿なので、とても「日誌」とは呼べないが、その後の経過を記しておく。

昨年の春に分蜂した4群のうち2群は知人に譲り、1群は自然に還った。
我が家には残りの1群と、元からあった「種箱」の2群が共存することになり、蜜源不足が心配されたが、そのせいかどうか秋頃から種箱に変化が。。

どうも何らかの理由で女王蜂が不在となったらしく、オス蜂が急激に増えだした。
女王蜂がいなくなると、そのかわりに働き蜂(メス蜂)が産卵し始めるのだが、無精卵であるため、誕生するのはオスだけなのだ。

やがて冬が訪れ、働き手が減ってしまった群れは寒さに耐えることもできず、蜜を残して全滅。
1ヶ月ほど後に巣の中を覗いてみると、育児域にスムシが棲みついていた。

スムシとは、ニホンミツバチの巣をエサとする蛾の幼虫。 
ハチノスツヅリガとウスグロツヅリガの2種類がいる。 

スムシに巣を食べられると、当然、ミツバチにとって大変な問題になる。
対策を調べてみると、「強群に保つこと」とある。

農薬からのダメージ、化学肥料や除草剤で土壌は不健全な状態になり、蜜源となる植物にも残留があるだろう。
ミツバチをとりまく環境は、けして良いとは言えない中で、強い群れを維持するのは易しいことではない。

厳しい冬を乗り越えるには、体力が必要。
アカリンダニの被害もあって、多くが冬を越せずに死んでいく。

ウチに今、生き残っているのは昨春、2番目に分蜂した群れだから、種箱の元女王が産んだ長女の女王蜂が棲んでいるはず。
だが、はじめからどうも弱小群で、女王の産卵能力も低いのか、なかなか巣が大きくならずにいた。

何とか冬は越すことができ、少数精鋭ながら毎日元気に働いている。
が、やはり、スムシの侵入を防げずに、徐々に巣を食われていっている。

どうにか勢力を保ってほしいと願うばかりだが、予防対策はいくつかあっても、入ってしまったスムシを追い出すための手助けは難しいようだ。

ちなみに、巣の崩壊危機に瀕しているミツバチは、冬と同様に気が荒く攻撃的。
ふだんは温和な性格が、余裕の無い時にはすさんでしまうのか? 

なんだかこの状況、われわれ人類がおかれた境遇と同じでは?と考える今日このごろ。。。


※気まぐれ不定期連載、今回で終わります。
拙文お読みいただき、ありがとうございました。

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